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10歳以上 | ![]() |
3~4人 | ![]() |
10分~ |
ゲーム名 | : | 犯人は踊るポーカー |
キャッチコピー | : | 「君と僕の手の上で犯人は踊る。」 |
制作 | : | 数奇ゲームズ http://sukigames.seesaa.net/ |
協力 | : | 鍋野企画 http://bodogegiga.jugem.jp/ |
ゲームデザイン | : | 円卓P |
イラスト | : | 鍋野たま |
ゲーム内容

「犯人は踊る」というゲームの雰囲気を引き継いだ、比較的軽いゲーム。
特筆すべきはそのコンポーネント、5枚のカードと説明書だけを岩波文庫を模した化粧箱に入れられている。
私は各カードをサイドローダーに入れて保管している。ボドゲの化粧箱によっては内容カードにスリーブを付けると箱が閉まらない事が多いが、これは元が5枚と少ない分余裕がある。

ゲーム内容は至ってシンプルである。各プレイヤーがカードを1枚持ち、ルールに則った2回の交換の後、一番低いランク(数字)のカードを持つプレイヤーが脱落となる。
しかし「被害者」と呼ばれる誰の手札でも無いカードがランク2(探偵)、ランク3(目撃者)であった場合には、一番高いランクのプレイヤーが脱落となる。
基本ルールでは4人プレイの場合、脱落者が出た後に3人プレイをし、さらに2人プレイと3回戦続けて最終的に残ったプレイヤーがゲームの勝者となる。
このゲームの重要な部分はカード交換のルールである。
自分のカード以外を指定することで、自分のカードと指定したカードを交換するというものだ。
しかし、指定するカードが他のプレイヤーと被ると交換が成立しない。やはり重要となるのは勝利条件が決定する誰の手札でもない「被害者」だろう。
脱落者を決めるというゲーム性なので4のカードが強いと感じる。「一般人」は強かった。
またゲームに慣れてきたら上級交換ルールと呼ばれる追加ルールも用意されている。
こちらは主に指定したカードが被った場合でも、お互いの手札のランクを見せ合うことでランクの高いほうが指定したカードを交換できるというものだ。
2回の交換で何もカードが動かないという事態が無くなるため、より“犯人が踊る”ことになるだろう。
感想
良い点
・箔押しカードが5枚というレアカード感
・配るだけで手軽にできるため、場所を取らない
・2人だけでも一応プレイできる
悪い点
・4人プレイとあるが脱落してしまうとゲームが終わるまで暇になる
・交換カードの指定方法が指差しなので、差し遅れたりした場合のルールが用意されていない
1回のゲームで4人中から勝利者を決めるというゲームではないため、ややテンポが悪い。慣れているメンバーで行っても予想以上に時間がかかるため、脱落者は結構暇になる。
例えばこのゲームをデジタルでやった場合、実に面白くないのだ。デジタルというのはプレイヤーに会話が一切なく、全員が最善手を打つという考えだ。どういった状態でも最終的に100%勝てる選択肢というものは出てこない。

それがアナログになり、プレイ中に会話があると一気にゲームが変化する。
何回かプレイするとわかるが、カードが全て公開されているとしても最善手はなかなか出てこない。対戦相手の選択次第では最善手ではなくなるからだ。
つまり、このゲーム本質的には「相手の選択を読む」もしくは「相手の選択を誤らせる」といったゲームなのだ。
例えばこのゲームをデジタルでやった場合、実に面白くないのだ。デジタルというのはプレイヤーに会話が一切なく、全員が最善手を打つという考えだ。どういった状態でも最終的に100%勝てる選択肢というものは出てこない。

それがアナログになり、プレイ中に会話があると一気にゲームが変化する。
何回かプレイするとわかるが、カードが全て公開されているとしても最善手はなかなか出てこない。対戦相手の選択次第では最善手ではなくなるからだ。
つまり、このゲーム本質的には「相手の選択を読む」もしくは「相手の選択を誤らせる」といったゲームなのだ。
考えるふりをしながら「よし、これ選べば勝てる」などという言葉を発し、相手にこちらのカードを見誤らせる。さらにそこから自分の選択肢を読ませる。ここまでして初めて「相手の選択肢の中に100%のモノ」が出てくるのだ。その思考が変わらないうちにカード交換に入る、すぐさま答え合わせだ。勝利や敗北に一喜一憂する。
ゲーム中の会話もミステリーっぽくやると面白いぞ!
こんな時におすすめ
4人での息抜きに
嘘がつきたくなった時に
嘘がつきたくなった時に