ゲームマーケット2018秋でサークル手伝いをした感想と反省点

2018年11月24日に東京ビッグサイトで行われたゲームマーケット2018秋に行ってきた感想です。ゲームマーケット自体は何回も参加していますが今回はサークルの売り子という形で参加してみました。どんな空気感だったのか、これからサークルの手伝いをする人への注意などを書き残しておきます。

年々規模が大きくなるゲームマーケット


前日に大阪でサバゲをしていたのでそのままの勢いで夜行バスに乗車し、早朝の東京へ向かった。東京へ行く8割ぐらいはビッグサイトで行われるイベントのような気もする。ゲームマーケット自体は関西でも行ってくれるのであまり東京まで行くことは無いのだが、今回は別の用事も重なっていたのでついでに参加する事にした。

何よりも古くからの知人であるハセガワ氏が今回「Made in Pocket」として初サークル参加をするという事で、差し入れでも持っていくかという感じであった。大阪のマーチャンダイズマートでやっていた頃と比べるとかなりの規模になったゲームマーケットである、参加サークルも増えてチェックが追い付かないものだ。

面白いゲームの判断基準が変わっていく


アナログゲームやボードゲームの場が増える事によって様々なゲームが世に出るのは嬉しい事だが、中にはゲーム性というよりもデザイン性を重視したもの、ゲームにはならない一発ネタもの、コンセプトは面白いが細かい所までは練られていないゲームなど、一言でいうと「当たりハズレ」が増えたのだ。もちろんゲームマーケットでは現地で実際にプレイして自分の求めるモノに合っているかは試すことができるのだが、やはり1日で全ての頒布物をチェックするのは不可能だろう。人気のゲームでは即売り切れ、試遊すら簡単にできないのが現状だ。

そうなると各サークルのSNSやWebサイトの告知が重要になってくる。告知方法や宣伝の仕方が上手いサークルは実際のプレイ動画を作っていたりと非常に購入意欲が刺激されるのだが、これは本当に買うべきなのか、もしかしたら宣伝が上手いだけでゲームの中身は面白くないんじゃないのか、なんて考えも出てきてしまう。当日に全サークルを回れない規模になってしまうとこういった贅沢な悩みが出てくるものだ。

今までのアナログゲームはルールの中身やコンポーネントのデザイン性などで勝負してきたイメージがあるが、これからの時代は話題性や販売後にそのゲームを使った情報発信、ミーティングなども重要な判断要素になるだろう。たとえ面白いゲームがあったとしても、そのゲームに出会えなければ私の人生では無いのと同じだからだ。多くのゲームが作られる時代だからこそ販売前、販売後も誰かに見つけてもらうチャンスを作るのは大事だろう。

サークル参加証を渡される


とりあえずハセガワ氏への差し入れに「聖剣」を造って行ったのだが、そのお礼という事でサークル参加証を渡された。数回コミケにサークル参加している身としてはサークル参加証とはサークルの一員であり、搬入搬出手伝いや売り子に買い子とサークル主には逆らえない絶対服従の証のようなものだ。受け取った時点で契約は完了されたようなものである。

サークルスペースに行くとコミケよりは広々とした配置で安心した。「Made in Pocket」は試遊卓と販売スペースが一体化したサークルスペースであった。早速設営をしていく。

風が強すぎる

車両搬入用のシャッターが開いているため会場内に風が入りまくりなのだ。周りのチラシやポスター、でっかいスタンドなどが倒れるわ飛び散るわと設営どころでは無い。ちょっとシャッター近くの人は地獄を見ていた。

設営完了


差し入れの聖剣は最終的には荷物の山に刺さっていた。負けたプレイヤーをバッサバッサと斬っていくと思っていたので強度は強めに作っていたのだが、残念ながら斬る事は無かった。というか全体を通してそんな余裕は無かった

ゲームマーケット開場、試遊が最後まで続く


「Made in Pocket」のゲームは「カドリーユ」という4人専用の正体隠匿ゲームだ。詳しいレビューは機会があればしたい。今回はゲーム内容の紹介では無いのでここでは簡単な説明だけにしておく。少女が魔女をバッサバッサと聖剣で斬っていくゲームだ。

開始してまもなく一般参加の人たちがカドリーユ求めてサークルに来てくれるわけで、どうやらサークル参加証を持っている人たちは開場してから30分は他サークルに買い物に行くのはダメらしくその様子を見守っていた。30分ほどして私も会場を回ってもいいと偉大なるサークル主であるハセガワ氏に許可をいただいたので出陣。

会場はどこも激混みといった感じか、買う予定のゲームはほとんど決めてしまっていたのでそれ以外のスペースを重点的に回っていた。途中にあったガチで制作した回るコマなんかはどこがゲームなのかわからなかったが、会場が広くなった事でそういうジャンルもアリという感じである。ただ回すだけのゲーム、どれだけ回ったか競い合っても良いじゃない。

スペースに戻ってチラシを配り始める


会場にはこんな感じでチラシを置くスペースや実際のゲームのサンプルを置くスペースがある。会場が広くて全部回り切れないよ~っていう人は、このチラシスペースやサンプルゲームスペースを見るとどんなゲームが頒布されているかが一目で分かるのでおすすめだ。「Made in Pocket」もチラシを作っていたらしく、折角なのでそれを配ることにする。

「カドリーユ」のチラシは良くできていた。チラシの裏面を利用してやけに詳しいルールを記載している。ゲームマーケットでゲームを購入する時はまずコンセプトや見た目から興味を持って、どんなルールかを確認して納得してから購入というパターンが多いのでチラシを渡すだけでどんなルールかまで分かるのは画期的なアイディアだと思った。

簡単にどんなゲームなんですか?


そう私は別に「Made in Pocket」のサークル員でもなければ「カドリーユ」の制作に関わっているわけでも無い、あるとすれば一回だけテストプレイをしたぐらいなのだ。そんな私に容赦なくみんなは質問をぶつけてくる。ハセガワ氏は悪い聖剣になりきってノリノリで試遊卓の進行をしているので話を振るわけにはいかない。

テストプレイをした感想や、正体隠匿系のゲームで……と少々歯切れの悪い返答になってしまった。もしサークルの手伝いをするなら、頒布物の知識は共有しておいたほうが良い。なんだったら今回の記事で一番言いたいことはこれである。知識の共有はしておいたほうが良い。

盛り上がる試遊


私の悪い考えなのだが、試遊というのは試食みたいなもので買う意思が無いとなかなか卓に付けないものだ。なので試遊と言ってもそこまで人が来るとは思っていなかった。そもそもサークルとして初参加と聞いていたし、告知もそれほどしていないという事で途中で売り子で店番して、閉会前の会場が空いた時間にまた回るかな~と甘い考えをしていたのだ。

人々は何に惹かれるのか、サークルには閉会時間まで人が来ていた。結局サークル主であるハセガワ氏は1回もサークルを離れぬまま閉会となった。こんなに忙しくなるとは思っていなかった。

まとめ

サークル主との知識の共有は済ませておこう!

本当にこれである。これからもし売り子の手伝いをする機会があるならば、作品の世界観とか説明できるようになってないとダメだと思う。聞くほうからすれば誰がサークル主かなんてわからないんだし、間違えて説明してしまったらそれこそサークルのイメージとしてそれが残ってしまう。私も今回のサークル手伝いについては反省する点がいっぱいだ。

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