ピアノ音ゲー「ノスタルジア」のReal Recital大阪公演を観に行った感想

2019年9月28日、ノスタルジア Real Recital~陶酔の世界に誘うピアノ演奏会~に行ってきた感想です。画像少な目、個人的な曲の思い入れ多めでお送りします。

ノスタルジア Real Recitalとは

ゲームには音楽ゲームというジャンルがある。私は1997年に発売されたビートマニアにドハマりし、いくつかブランクはあるが色んな音ゲーをプレイしてきた。現在でもたまにゲーセンに行ってプレイしているのがその音ゲーの一つである「ノスタルジア」である。ピアノをモチーフにした音ゲーであり、結構シブめの印象のゲームである。ピアノの経験が全くない筆者でもプレイできるので是非遊んでみて欲しい。

今回はそんな愛して止まないノスタルジアのリアルリサイタルがあるという事で行ってきたわけだ。実は公演自体は2回目なんだけど、今回は大阪での公演という事で喜んで駆け付けた。リサイタルって聞いて思いつくのはジャイアンリサイタルだけなので、リアルでジャイアンリサイタル以外のリサイタルに参加できたのは嬉しいね(リサイタルのゲシュタルト崩壊)。

場所は大阪ビジネスパーク、円形ホールという名の円形のホール。開場時間でまず感じた事は「ノスタルジアってこんなにプレイヤーおったんか!!」である。普段ホームにしているゲーセンでノスタルジアをやっているプレイヤーに会った事が無かったので非常に驚いた。

事務員Gさんのトーク+ピアノの演奏

最初はピアノコンサートと聞いて緊張して開演してから周りもずっと息を止めていたのだが、さすがに苦しくなってきた。ギリギリの所で主演の事務員Gさんが「皆さん、息をしてもいいんですよ」と促してくれた、おかげでなんとか生きる事ができたのを覚えている。何せ最初の事だったので記憶が曖昧だが、多分そんな感じのニュアンスの事を言っていた。そこまで堅くないスタイルのリサイタルである。

という事で大阪公演で演奏された曲と私の個人的な曲への感想を述べながらノスタルジアの良さを知ってもらうキッカケになると嬉しい。ちなみに私はリサイタル6級程度のライトプレイヤーですので、そこまで深い事は書けないと思います。よろしくお願いします。

前半パート

Fly far bounce / 猫叉Master / Ex:10

テンテテ テテテンのあの曲である。最初はエキスパート譜面で左手のリズムが全然取れずに苦しんでいた思い出のある曲。ゲームではリアル譜面も実装されているのでギリギリクリアできるくらいの難易度でもあるので聴き馴染みがある。実機で初めて聴いた時もピアノゲーっぽい!と感動したのだが、生で聴くとやはり鳥肌モノでした。

ネリと琥珀糖 / sasakure.UK / Ex:12


2曲目からいきなりの高難易度曲。演奏前から事務員Gさんも「この曲は300円ぐらい掛かるかも……」やら「琥珀糖占いで……最初の10小節が行ければ……」なんて言いつつ、“わざと”ミスをしてくれたりと硬い空気を壊す感じで演奏してくれました。イントロが無茶苦茶難しいんですね!! 音ゲーだとイントロが難しいパターンはあまり無いので新鮮でした。ネリと琥珀糖はエキスパートですらまともにクリアできる気がしないのでスゲーと聴いてました。ちなみにこの曲とYum Yum Sweetieはオーパスツー稼働当初にすっごく苦戦した思い出があるので懐かし度+1でした。

アーカーシャの碑文 / アリスシャッハと魔法の楽団 / Ex:8

大人しめの曲。確か本来はボーカル入りの曲だったと思います。音ゲーの宿命ゆえに最高難易度が低い曲はあまりプレイしないのでそこまで思い入れが無いのが難点、でもとりあえずハードとエキスパートの2回はプレイしているはずなので覚えている。ゲームの音よりかは暗い印象を受けました。

Somnio / onoken / Ex:9

そむにお。ラテン語での夢。難易度9という所は7級、8級ぐらいの時にグレードを上げるためのS評価を出すために練習したりだとか何度もプレイする所だったりするのですが、このSomnioが入ったのはOp:2以降なのでそこまで熱心にやっていないという部分。地味に左手が難しい。曲は最高にイイ。

I’m so Happy / Ryu☆ / ノスタルジア未収録

これノスタルジア入っているんですか? さっき聞いて確認したらDDR版は知っていたのですが全く原曲を思い出せないほどのアレンジでした。

Blind Justice ~Torn souls,Hurt Faiths~ / Zektbach / Ex:10

難易度10なのに所々で左手の難所があるせいで全然スコアが伸びないBlind justiceさん。主旋律がかっこいいのでたまに弾きたくなるヤツです。原曲(ビーマニのほう)は戦闘曲みたいな感じで好きなんですが、歌部分がピアノアレンジになってるノスタルジアのほうも好きですね。最後のほうのピロピロとか再現してました。

凛として咲く花の如く / 紅色リトマス Arranged by まらしぃ / Ex:9

有名曲なのでそこまで語る事なく、ジャケット画像がレインボーに見えてプレミア感が高い。

Theme of Ricerca / HuΣeR feat.ゆきまめ / Ex:9


ゲームでは右手と左手を使う階段が難所の曲。リアルではテンション音という和音に普段は足さないような音を足していくみたいな、指が上手くそこに行かないという事をトークで話されていました。可愛らしい曲なのにそんな秘密があったんだとちょっと面白かった。歌詞で何か言ってるけど全く聞き取れないシリーズ。

Afterimage d’automne / BEMANI Sound Team “猫叉劇団” / EX:11


ここでついにステージ上に置かれていた謎の機械のベールが剥がされた。同時に仮面の男、ゴリライザーが登場。どうしたここはピアノコンサートじゃなかったのか、そういえば見た事がある。あのKAC 8thのリサイタル部門で優勝していた人や! 

開演前に前情報全く調べてなかった私は「あの筐体誰がプレイするんだろう、もしかしてあの仮面の人かな」とチラっと思っていたのだがまさにそうであった。ゴリライザーって言うんですね、YUKITANIさんかと思ってました。調べてみるとゴリライザーの公式Webまであるので焦りました。ゴリライザーが気になる人はこの記事をすっ飛ばして見に行って下さい

http://www.gorillaizer.com/ (.comドメインやん……)

曲について書くの忘れてた、この読みにくい単語はフランス語でドトンヌらしいです。配信されたばかりの曲をいきなりピアノとゲーム筐体で一緒に弾くという音ゲーのリアルリサイタルという名に恥じない演出でした。ちなみにエキスパート譜面をプレイしていたんですが、どうやらエキスパートよりも難しいReal寄りの譜面に変えられていたそうです。前半はここまでで10分の休憩を挟む感じでした。

後半パート

I / wac / Ex:7

実機だとなかなかプレイしない系の曲。Iの読み方はアイでもイチでも無く「プリモ」らしいです。ノスタルジアのゲームで一番最初に解禁される曲。初めて聴いた時でも何か懐かしさを感じるというノスタルジアという言葉のイメージ通りの曲かもしれない。ゲームをプレイするならウワー難しいーみたいな曲が好きですが、聴くならこういう曲が落ち着く。

飽和世界 / 猫叉Master / Ex:7

飽和世界と書いて「サチュレイテッドワールド」って読むんだって、今日までホーワセカイでしたよ。こちらの曲も初期のストーリーで解禁される曲、とりあえずプレイしたっきり覚えてないのが本音。

nostos / Setaria Virtuoso / EX:11

これはどう読むんだい、からのノストス。聴いてみると「あ!ノスタルジアの音!」といういつものメロディから始まり、次第にサビに向けて激しさを増していくという難易度11の見本みたいな譜面。

Noah’s song / Noah Cantate / Ex:9

主人公の女の子のキャラクターソング的立ち位置。個人的にはストーリーの後半らへんに闇堕ちみたいな状態で登場したNoah’s song of collapseの疾走感のほうが好き。

ユメイロムスビ / DJ TOTTO / Ex:11

音ゲープレイヤーは全然意識しなかった変拍子の曲。7/8。その昔SIAM SHADEのコピバンで苦戦したのは5/4。ゲームでも変拍子だった事を全然気にせずやっていたので言われてカウントしてみたら確かにやりづらい、言われると意識してしまう系の知らなくても良かったパターンのヤツでした。

遠い世界の時と空 / Qrispy Joybox / Ex:10

初めて弾くはずなのに初めてじゃない気配を感じさせてくれる曲と譜面。ここまで6曲、ともに懐かしい感じがするのはやはりノスタルジアだからだろうか。2017年3月~の稼働なので2年半ぐらい、この曲を初めて聴いた時は何してたかな、何が流行っていたとか色々思い出させてくれる選曲(後半パート)のように感じました。

zeeros / onoken / Ex:12

でた! ノスタルジアプレイヤーなら誰もが挑戦したであろうこの曲。かくいう私もYoutubeで譜面動画とか流しながら枕を指で叩いてましたよ。ゲームで難しいのはやはりリアル世界でも難しいのか、かなり聴きごたえのある演奏でした。事務員Gさんの再現度が半端無いので頭に譜面が流れるレベル。頭の中でも判定でGoodやらNearやらが乱発して点数は伸びませんでした。

Claustra / BEMANI Sound Team “Akhuta Works” / Ex:11

さすが後半は高難易度曲を連発で聴き入ってしまう選曲。Claustraはおっいけそうやん、という譜面から後半殺しにかかってくるいつものパターンなのですが、これをリアルでやると鍵盤をフルに超広範囲に使ってました。もう最初から地獄。あとクラスタ音符の説明みたいなのもあった記憶。

Vide Nostalgia / Ex:12


ゲーセンでのプレイ時もよく覚えている楽曲。とにかく演出が完璧だった。最初のノスタルジアのエンディング曲で「あ、ノスタルジアの音」やら途中の選曲する時のBGMやらゲーム終了時の音やらなんでも詰まっている。当時はOp:2の情報を全然追えて無かったので本気でノスタルジア撤去かと思っていた。無事にOp:2の事を知った時はホッとした思い出。

アンコール

minne / Ex:10

アンコール一発目の曲はminne。って知らない! と思ったらOp:2を完全にプレイしてないと出てこない結構重要な楽譜でした。というか調べたらそんなシステムあったんか……ってなりました。ライトプレイヤー過ぎて感動的なシーンを逃してしまった。クソッもっとちゃんとやり込んでおくべきだった…… 初聴きがReal Recitalというのも悪くないとプラスに考えました。解禁してきます。

Dream of You / カタオカツグミ / Ex:10

Real Recital最後の曲。ノスタルジアストーリー上のエンディング曲らしい。すごい最後の曲なのに個人的には全く覚えていないという失態。ついついゲームプレイとなると高難易度ばかり選んじゃうので難しいところですね。

感想

音ゲーの曲をそのモチーフになっている楽器でやるコンサートは初めてだったのでとても良かったです。半分ぐらい事務員Gさんのトークショーだったのもなかなか面白かった所ですね、音ゲーと実際に演奏する違いだとか難しさっていうのが伝わってきました。私自身ノスタルジアプレイヤーとの横の繋がりは全く無いですが、以外にもプレイヤーがたくさん居る事がわかって嬉しかったです。

事務員Gさんがノスタルジアのピアノを弾いている動画がYAMAHAMUSICのYoutube公式からいくつか視れるので気になった方はチェックしてみてね。

https://www.youtube.com/results?search_query=%23事務員G ここから視れるはず。

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