「8ビットトリック」レトロな雰囲気、シンプルなルールで楽しめるトリックテイキングゲーム

レベル 10歳以上 人数 3~5人 時間 20分
ゲーム名 8ビットトリック
ゲーム概要 「ドット絵が可愛いトリックテイキングゲーム」
制作 モグワイ
https://twitter.com/mogwai_spiele
ゲームデザイン 長谷川登鯉
イラスト 長谷川登鯉

ゲーム内容

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8ビットトリックは手札のカードを使い、トリックと呼ばれるゲームを勝ちながら、最終的に自分のポイントをちょうど8点を目指すゲームだ。
通称トリックテイキングゲームという分類で呼ばれるものだ。

中身はまず点数計算に使う緑色のビットキューブ(1点)、黒色のバグキューブ(0.5点)が入っている。
ゲームに使うカードは1人1~8までの数字が書かれたカード8枚×5人分、合計40枚と得点カードが5枚というコンパクトな内容だ。

ゲーム準備

8ビットトリックは3人~5人まで対応している。カードの色は青、黄、緑、赤、紫とある。
5人プレイは全てのカードを使う。4人プレイは1色+黒の3を1枚抜く。
3人プレイの際は少し特殊で1色+黒の3を1枚抜いた後、4色残ったキャラカードから1だけを抜く。
こうして用意したカードを全てシャッフルして、1つのデッキにする。

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得点カードを人数分用意したら、プレイ人数に合わせて最初の持ち点を置いておく。
「3人ならば1点、4人ならば1.5点、5人ならば2点」となっている。この点数を最終的に8点になるようにプレイする事になる。

ゲーム開始

ゲームは「準備→トリック→中間得点計算」というラウンドを合計3回行い「最終点数計算」を行い、ゲーム終了になる。

まずリードプレイヤーはデッキをよくシャッフルし決められた枚数を配る。3人プレイは8枚、4人5人プレイは7枚だ。
リードプレイヤーは余ったカードから一枚引き「切り札スート」としてみんなの見える所に置く。
そしてこの「切り札スート」に書かれたキューブの増減数を各プレイヤーが獲得したりストックに戻したりする。

トリック

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リードプレイヤーは好きなカードを出せるが、他のプレイヤーはリードプレイヤーが出したスートをフォロー、同じスートのカードを出さなければいけない。
もちろん出せない場合は任意のカードを出せるが「リードスートのカードを持っていない」という情報が残る。
全員がカードを出した後、切り札スート>リードスートの順番で一番大きな数字を出したプレイヤーが勝者である。トリックの勝者は1点(キューブ)を受け取る。

切り札スート

ラウンドの最初にめくられた切り札スートと同じスートのカードがある場合、そのトリックでは切り札スートの大きさで勝者が決まる。
リードスートをフォローできない時などに出すと文字通り切り札となるだろう。

黒のカード(黒の3)

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各色のカードに3は含まれていない。3のカードは黒色で特殊カードである。
他人に出す事が可能=他人の出したカードに+3することでそのトリックに無理やり勝利させたりすることができる。
キューブの増減数は

裏向き(黒の0)

プレイヤーはラウンドに必ず1回だけ裏向きでカードを出さなければいけない。
この裏向きのカードはラウンドの終わりである中間点数計算時に書かれたキューブの増減数だけ増やしたり減らしたりしなければいけない。
裏向きにしたカードも計算に入れてトリックを勝っていかなければいけないのだ。

最終点数計算

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3ラウンドが終わると最後の計算に入る。
この時、8点に達していないプレイヤーは強制的に脱落する。ちょうどぴったりを目指しつつも足りない状況だけは避けよう。
オーバーした分の点数を引いて最終点数になる。
大体3ラウンド目で出した裏向きのカードを表にする前に計算して、最後に表向きにして終了するパターンである。

感想

良い点

・ドット絵イラストが良い
・準備やルールが簡単なのでプレイしやすい
・最後までどうなるかわからない

悪い点

・切り札スート公開時のキューブの増減は読めないので3ラウンド目開始までは流す程度
・色々計算してプレイしたい人には不向き

レトロゲー好きの私がゲームマーケットでたまたま見かけた時に購入したもの。
ドット絵で描かれたイラストが実に良い。個人的にお気に入りカードを紹介したい。

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剣、空手家、おっさん、テトリス、仙人、バーガーと元ネタがなんとなく想像できる感じのカードだ。
そういえばストラップもあった。

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ルール的には簡単なのと運が左右するので、誰でもできるのが良い。
必ず誰かがトリックに勝つので全体的に21個のキューブは必ず増える、これに切り札カードの増減、裏向きカードの増減などを考えると少しゲームの観方が変わる。

5人プレイでは裏向きカードはできる限り増やす方向の高い数字のカードを伏せたりするのがいいのかもしれない。
といってもまだまだプレイが浅いのでもう少しプレイしてみるのが先決かもしれない!

それにしてもこのイラスト贅沢だよなぁー、色によってイラスト別ってのがもう贅沢すぎる使い方。

こんな時におすすめ

8ビットを感じたい
ルールを知らなくてもすぐ説明できる

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